多くの美容成分が含まれているフェイスパック。フェイスパックは毎日のスキンケアに取り入れやすく、手軽にケアをすることができるため、おすすめのアイテムです。
美容効果や保湿、シミ予防などたくさんの効果があるフェイスパックですが、敏感なニキビに使用していいのかも悩みます。SNSや美容サイトを見ていると、「ニキビに悩んでいましたが、パックを毎日していたら治りました!」「パックを毎日していると透明感が出て、ニキビがすぐ治ります!」という意見もあれば「パックでニキビが余計に出来てしまいました」「パックでニキビが出来たり肌荒れしました」などの意見も。ここでは、ニキビとフェイスパックの相性や使用する際の注意点、選び方をご紹介します。
ニキビがある時にフェイスパックはしていいの?
ニキビ肌にフェイスパックをすると効く!といった話もあるのですが、実はパックそのものがニキビ治療には向かないと考えられているのです。乾燥している、脂っぽいなどの、お肌の調子がよくないなぁという段階でしたら、パックのスペシャルケアによってお肌を回復させて、ニキビを防ぐことが可能になる場合もあるのですが、出来てしまったニキビ肌にはフェイスパックは控えるほうが無難です。
ニキビ肌にパックをするデメリット3つ
美肌になると期待したフェイスパックでニキビが悪化したなんて事態は避けたいですよね。せっかく買ったパックですが、使うのを少し待ってみましょう。なぜニキビにフェイスパックをするのは控えるべきかを説明します。
ニキビへの刺激
すでにニキビが出来てしまった肌にはパックを顔に密着させるという行為が肌の表面、ニキビのある部分に刺激を与えて悪化させてしまう恐れがあるのです。ただでさえ敏感になっているニキビの皮膚表面を傷つけ、時にはこの部分から雑菌が入り込んで悪化させたり、ニキビが潰れて跡が残るような傷になることも考えられます。
強い成分
パックに用いられている成分は、日常的に使う事を想定して作られている化粧水などに比べて、一回、または短時間で効果を感じられるような即効性があって強い成分が用いられていることが多いので、その分、ニキビに対して成分そのものが合わないというトラブルも起こりやすくなります。
ふやける肌
パックの成分と肌に密着させるという効果によって、保湿効果がとても高くなり、角質層がふやけた状態になります。正常な皮脂の分泌などが行われにくくなりバリア機能が損なわれてしまうということもあります。
ニキビがある時は避けた方がいいですね。
ニキビを予防するフェイスパックってあるのかな?
ニキビを予防したいときのフェイスパックの選び方
ニキビを予防するには皮脂の分泌量を抑え、角質などの汚れが毛穴に蓄積しにくい「健康的な肌」を維持したいところ。「ニキビ予備軍がある」「ニキビが出来やすい」といった悩みを抱えているとき、肌環境を整えるという視点からフェイスパックは「ニキビの予防・鎮静」に効果が期待できます。ニキビが出来る前にニキビを予防するためのフェイスパックの選び方をご紹介します。
有効成分が配合されたものを選ぶ
「グリチルリチン酸ジカリウム」「アラントイン」「グリチルリチン酸ステアリル」は抗炎症・消炎作用を期待できる成分です。
肌質に合うものを選ぶ
特にトラブルを繰り返しやすい方は、肌が刺激に弱くなっていて、デリケート。肌のバリア機能を高めてくれる保湿成分にも注目しましょう。
ニキビ予防対策のできるフェイスパック3選
ここでは、ニキビ予防対策のできるプチプラなフェイスパックをご紹介しますね
ミノンアミノモイストうるうる美白ミルクマスク
水溶性のビタミンC誘導体が配合されています。これはメラニンの生成を抑える作用があるのでシミ対策の成分として有名ですが、ビタミンCは皮脂の分泌を抑える作用もあるのでニキビにもおススメする成分ですよ!ニキビの人は油性の成分で保湿をするのは良くないこともありますが、肌が乾燥していると「乾燥しているから皮脂をださなきゃ」と、皮脂分泌が盛んになってニキビが出やすくなることもあるので保湿もしましょうね
メディヒール ティーツリーケア ソリューションアンプルマスクJEX
韓国ブランドで美容マスクの専門ブランドです
ツボクサエキス・カミツレエキスの抗炎症作用のある植物エキス配合されています。一番のポイントはティーツリーが入っていること!ティーツリーとは湿地帯に生育している植物で傷・怪我を治したり、肌トラブルを解決する植物として使われていたそうです。ニキビに対しては抗炎症作用・抗菌作用があります。
肌美精CHOIマスク 薬用ニキビケア
個包装ではないので雑菌が繁殖しやすいので注意が必要です。清潔な手で取りだして、早く使い切る事!
サリチル酸…アクネ菌に対する殺菌作用があるのでニキビを改善してくれる作用があります。
グリチルリチン酸ジカリウム…抗炎症作用 肌荒れ防止の成分
ハトムギエキス…肌荒れを防止・きめを整えてくれる成分が入っています。
知ってる?フェイスパック使い方の注意点
パックは、肌にのせるだけという手軽さも人気の理由のひとつです。ただ単に肌にのせればいいと思われがちですが、実は使用時間や頻度、注意点があります。使い方をきちんと守らなければ適切な効果が得られないばかりか、逆効果になってしまうことも!ここでは、ついやりがちなパックのNG習慣を見てみましょう。気を付けて使ってくださいね。
・肌が荒れたときにつかう
肌が敏感な状態な時にずっとフェイスパックを張っておくというのは刺激になってしまいます。
・シートマスクに温度をつける
夏の暑いときに冷蔵庫で冷やしたフェイスパックをつけるとひんやり気持ちいいですよね。でも本来フェイスパックは常温として販売されています。冷やす、温めるをすると、化粧品としての機能が損なわれてしまうので注意しましょう。
・お風呂の中でつかう
お風呂では毛穴が開いているから成分がよく浸透しそう!と思って使っていませんか?お風呂では汗をかきます。汗をかいた状態で使うというのは汗でうまく成分が浸透していかないのです。お風呂での使用は逆に効果がないのです。
・早めに使い切る
大容量のフェイスパックは使うごとに開け閉めしますよね。外気に触れる事でフェイスパックはどんどん酸化します。早めに使い切りましょう。
・長時間フェイスパックをしない
長時間肌にフェイスパックを置いたからといって、効果が増すわけではありません。使用時間を超過すると、フェイスパックの水分の蒸発と一緒に肌の必要な水分も蒸発してしまって、乾燥する原因に。決められた時間を守るようにしましょう。
まとめ:フェイスパックで簡単に実践できるニキビ予防
フェイスパックはあくまでニキビを事前に防ぐためや、ニキビ跡に効果的なケア方法で、ニキビ治療の目的ではつくられていません。肌荒れを繰り返さないようにフェイスパックで日々のケアをすることが大切ですね!今日からスキンケアに取入れてニキビのない美肌を目指しましょう。